2019年海外派遣報告 上野隆史教授

2019年海外派遣報告 上野隆史教授

おすすめトピックス活動報告

2020.2.17-2020.2.20

WRHI海外研究機関への派遣支援プログラムにより、マサチューセッツ工科大学(MIT)のProf. Bradley L. Pentelute 研究室を訪問し、共同研究の打ち合わせ、およびTufts大学とBoston Collegeにてセミナーを行った。

MIT Pentelute准教授(WRHI特任准教授)は、タンパク質の効率的かつ選択的な改変、ならびに細胞への効率的な薬物送達のためのペプチド合成を目的とした、自動合成装置の開発を専門とする新進気鋭の研究者である。具体的には、市販の機器より数千倍も速くアミド結合を生成する完全自動化の高速フローマシンの作成に成功している。この技術により、タンパク質折りたたみおよび機能を調べるための修飾タンパク質の合成、癌を破壊するペプチド大環状分子または抗体医薬複合体などへの応用が次々と進められている。我々は、Pentelute准教授と共に、上記技術を利用したタンパク質合成をすでに共同研究として進めている。今回の訪問ではフロー合成装置で単離生成したタンパク質性状評価に関して、MIT側担当スタッフとのディスカッション、ならびに今後の予定について議論した。

Tufts大学とBoston Collegeへの訪問とセミナーでは、計算科学や合成生物学、高分子合成化学の専門家の研究室を訪問し、異分野交流による新しい共同研究についての議論を行なった。

最後に、本共同研究のための海外派遣を支援いただいたWRHIに感謝を述べたい。今後は,本派遣で得られた研究交流を基にさらなるハブ拠点としての展開を強力に推進していく予定である。

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